空を見上げる皇帝ペンギン。
「おはよう。」
「おはよう、ご飯食べる?」
二度寝をして、起きたのは9時。
私が一足早く起きてコーヒーを飲んでいると、リビングに周防くんが来た。その顔に眠気は見えなくて、ホッとする。
「いや、少し走ってくる。帰って来たら食べるよ。何時に起きた?」
「さっきだよ。行ってらっしゃい。」
既にジャージに着替えていた周防くんを玄関まで送りに行く。そうして、気づいたように口を開く。
「緋睡の洗濯物、終わってからで良いから洗濯機借りて良いか?」
「あ、じゃあ一緒に回しちゃうから出しといて。」