クラスメイトは完璧王子!?
~文菜side~
ピピピピピ!!!! うるさいな… 音大きすぎ… いや、たしかに起きれないからって頼んだのは私だけどさあ、 …………………。 バサッ!! 「今何時!?」 時計は7:42をさしていた。 「あっれ~?~~~やっばあっ!!」 クローゼットの中のハンガーにかけてあったクリーニングからもどってきたばかりの制服に腕を通し、スカートを履き髪の毛を横に一つに結んで、リップクリームを塗って、きれいな青い目に黒のカラーコンタクトをはめて準備ok!! 時間はまだ7:48。 え~と、私が家をでるのは8:05だから…、あと7分ある!! バタバタバタバタバタ!! ガチャ 「お、綵那おはよ」 この人は私の兄、岼渝愁一。私は愁兄って読んでる。 「ちょっと愁兄!!なんで起こしてくんなかったの!?」 愁兄が起こしてくれればわたしは早くおきてたのにいー。