鈍感モテgirl



─ガラッ

と開いたドア。


『きゃああぁ』

と叫ぶ女の子達。


『暁くんよ〜?』

『ヤバ〜〜い』


小林暁は、一通り教室を見渡すと自分の席へと進む。



……えっ?こっち…?


と思ったら、………





……………と、隣?



周りの視線が痛いような……(汗)


「あ、アホづらじゃん」


「アホづらじゃないし、あたしには菜穂って名前があるんですぅ!!」


ムキになって大声で怒鳴ってしまった。


廊下にいた人を含め、
"どうしたの?"的な感じで見て来る。


何か恥ずかしい。


それに引き替え、


「……クスッ」


あ゙!!さっき笑ったろ??



「お前、アホ?」


ムキィーーー!!

腹立って来た!!



< 7 / 26 >

この作品をシェア

pagetop