鈍感モテgirl
─ガラッ
と開いたドア。
『きゃああぁ』
と叫ぶ女の子達。
『暁くんよ〜?』
『ヤバ〜〜い』
小林暁は、一通り教室を見渡すと自分の席へと進む。
……えっ?こっち…?
と思ったら、………
……………と、隣?
周りの視線が痛いような……(汗)
「あ、アホづらじゃん」
「アホづらじゃないし、あたしには菜穂って名前があるんですぅ!!」
ムキになって大声で怒鳴ってしまった。
廊下にいた人を含め、
"どうしたの?"的な感じで見て来る。
何か恥ずかしい。
それに引き替え、
「……クスッ」
あ゙!!さっき笑ったろ??
「お前、アホ?」
ムキィーーー!!
腹立って来た!!