青薔薇姫
嵐の前の体育祭
「………チッ」
「「「……。」」」
「zZZ……」
……誰でもいいから助けてほしい。
今の状況を説明すると……。
パソコンを見て殺気を放ちまくっている尚希。
固まるあたし、彰人、零也。
紫苑に至っては寝ている。
……自由すぎるでしょ。
「瑞華ぁー…。」
うぅ……。
彰人、そんなかわいい顔であたしを見ないで……。
ってか若干泣いてるし。
……よし、一か八かで…。
「な、尚希……?」
「……あ゛?」
「ヒィッ……すいませんでした。」
あっさり退散。
うん、これからは不機嫌な尚希には話しかけないようにしよう。