青薔薇姫
「いやっ……やめっ…てぇっ……!!」
「フッ…感じてんのな。」
「ちがっ……!!」
こんな最低な男なのに、感じてしまうあたしが憎い…!!
男の手があたしの太ももに伸びる。
ヤバい……このままじゃ……!!
思わず目を瞑った。
……そのときだった。
バンッ!!
部屋のドアが破られ、ぞろぞろと人が入ってきた。
「……瑞華!!」
入ってきたのは、紫苑達だった。
姿を見た瞬間、安心したのか涙が流れた。