青薔薇姫
悪魔の囁き
ー翌日ー
学校帰り、またいつものように倉庫に向かう。
「「「瑞華さんこんにちは!!」」」
「みんな今日も元気だね!!」
圭吾達と他愛のない会話をしてから2階の幹部部屋に向かう。
「はぁー…、だんだん寒くなってきたねー…。」
「そうですね…。もう11月ですからね。」
尚希がさりげなく暖房を入れてくれた。
「紅茶でも飲みますか?」
「うん、お願い。」
尚希の淹れる紅茶は、たとえ市販のでも格段とおいしいんだ。
「はいどうぞ。」
「ありがとう。」