青薔薇姫

何だか分からないが、惹かれる何かがコイツにはあった。


「お前、水狼に入らないか？」


「……はぁっ!?」


「さっきの喧嘩を見てると、ブレがない。筋も通ってる。それに、叶えたいものがちゃんとある。


俺は、お前は幹部まで行ける男だと思うけどな。」


「……!!」


「お前の叶えたいものが何かは知らない。


けどな、仲間がいて初めて見つかることだってある。


お前の叶えたいもの、叶えてみないか？


水狼で。」


「……っ!!俺、水狼に入りたいです!!叶えてみたいです!!」


「よく言ったな。」


「よろしくお願いします!!」


俺はコイツを連れて、倉庫までの道を歩いた。