青薔薇姫
「そのとき思い知らされました。
どんなに頑張っても、もう叶わないんだって……。」
コイツはぼんやりと遠くを見ていた。
その歳で考えることにしては、ものすごく重荷なんだろうな……。
「……でも、青いバラって…」
♪~♪~♪
「……あ、わりぃ。ちょっと出るな?」
「あ、はい…。」
タイミング悪く、俺のケータイが鳴ってしまった。
コイツはなんて言おうとしたんだ……?
分からないまま、倉庫に着いた。