青薔薇姫



ー10分後ー


「ハァ…ハァ…ハァ…。終わったー!!」


「おー、ご苦労さん。」


プシュッと缶コーヒーを開ける音が、あたしには嫌みったらしく聞こえてならない。


「先生は何もしなかったくせに!!自分だけ缶コーヒー!?」


「な、なんか陽月にも買ってやるから……な?とりあえず落ち着け?」


一瞬にして職員室にいた先生全員の視線を集めてしまっていた。


「……//ゴホン……じゃあオレンジジュース……。」




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