気分は甘々上々 Vol.
「キスだって、最初の一回だけだし」


もう一本指を折り、上を見ながら話す。


「ふ〜ん」


相槌の聞こえる方に目を向けると、すでに大量の生クリームは消えていて果凜の可愛いおだんごヘアーが見えていた。


「これって、普通なのかなぁ?」


「ん〜、どうだろうね。人によるんじゃない」


物凄いスピードで切り崩されていくプリンを、唖然と見ながら果凜に質問をする。


「果凜のとこはどんな感じ?」

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