純情☆デビル
豊平がオレをハッキリ見返して言う。


天使と悪魔の仲が大昔に比べ改善されたと言っても、悪魔を敵視する天使もたくさんいる。


久都にとっちゃあ、悪魔の豊平が自分よりオレの近くにいた事が、気に食わなかったんだろう。


「迷惑かけたな、豊平」


軽く豊平の頭を撫でた。


「う、ううん……//////大丈夫だよ」


豊平がチョコチョコあっちこっち見ながら笑い、次の瞬間には真顔になった。


ん………?やっぱ大丈夫じゃないのか?


心配になって、顔を覗き込んだ。


「関波君……さっきのどういう意味?」


「さっきの?」
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