いつか会えるね
今日は暇だ…。

ナースコールが、全然鳴らない。

久し振りに一緒になった、佐藤さんが、うなっていた。

「ヒマだよー。寝ちゃうよー。」

ははは…。

「こんなにヒマな日はめづらしいですねぇ。」

「ほんとだよ~…。」

「佐藤さぁん。どうなんですかぁ?吉田さん…。」

「うん…。週末は来てるよ…。」

なんだぁ。来てくれてるんだっ。

「あいつは、仙台で遊ぶための、基地にしてるだけな気がしてさぁ。」

「えぇっ。そんな…まさか…。」

口で否定したものの、仙台にいた頃の姿を思うと、そうなのかもしれないと思った。

「完っ全に都合のいい女…。
今まで、男たちに、してきた事のバチを受けてるんだぁ。」

「佐藤さん…。そんなに悪い事してたんですか…?」

見かけに寄らず…?

「しみじみ思うとね~…。
名前思い出せない人とかいるし…。」

「そんなの、ありますよっ!」

そんなの仕方ないよ。




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