いつか会えるね
二次会に移動中、先輩の佐藤さんが、ベロベロになりながら、私の肩を抱いた。


「けぇこぉぉー。楽しんでるぅー?」

「はい!佐藤さん、吉田さんといい感じじゃないですかぁ」

「まじで?まじで?」

お酒で赤くなった顔を、さらに赤くして、かわいい。

佐藤さんもお気に入りなのは、見ててわかったもんね~。

「吉田さん、絶対!佐藤さん狙ってますよ~」

「まじで?まじで?」

もうこの言葉しか出てこないのかも。

わぁーい!

と、小さく佐藤さんが吠えた。

「でも、けぇこの前にいた子は、絶対!けぇこ狙いだよぉ」

「まじですかぁ?」

私も、佐藤さんにならって、小さく吠えた。

「でも、エロそう…。けぇこの胸、ガン見だったよぉ…」

まじで…。

と、つっこむ暇もなく、後ろから、吉田さんが、佐藤さんを連れさった。

「ゆりぃぃ!飲むぞぉ!!」

「おぉー!!」

もう呼び捨て?

ちょっぴりうらやましい…。

ふたりで肩を組んで、すごい勢いで、走って行った。

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