いつか会えるね
「景子!ちょっとカンちゃんのとこ寄ってかない?」

「今からですかぁ?」

「うん!真ちゃんが来ない?って。」

今は、廣田くんの友達に合わす顔がない…。

「ん。もう酔っ払ったんで、お先します!すみません…。」

「そっか。仕方ないね!じゃあ、また明日ぁ!」

元気よく手をふりながら、佐藤さんが細い路地へと入って行った。




ブー.ブー......




携帯が震えている。




ディスプレイが光って輝いていた。




『正輝くん』







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