いつか会えるね
「…もしもし?」

『今どこ?』

「三越の前。」

『今、行くわ。』


ブツッと電話が切れた。


何のつもりだろう。


一夜の過ちじゃないの?


また、したいだけ?


とりあえず、木のベンチに腰をかけた。


「景子ちゃん!」

顔を上げると、正輝くんが近付いて来ていた。




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