いつか会えるね
第11章 適正体重
薬局に入ると、めづらしい人を発見。

近付いて行くと、こちらに気が付いて、ニコッと笑った。

「あれー。こんにちは。」

「こんにちは。
田中さん、こないだはありがとうございました!」

「いいえ!またどうぞ。」

「えぇー。いいんですか?じゃあ、機会がありましたら…。」

「はいはい。」

世間話に花を咲かせて、店内を周った。

田中さんはティッシュペーパーとトイレットペーパーを持つ。

「生活感あふれてますね。」

「いやみ?自分は、生活感ないわねぇ。」

私の手の中のリップとハンドクリームをジロジロ眺めた。

むっ。看護師の必需品に何て事を言うんだ。

「これは職業病対策ですからっ。」

「えぇ?何してんの?」

「看護師ですっ。」

「なーんだぁ。看護師かぁ。
花屋かと思ったのに。」




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