いつか会えるね
第3章 64kg→60kg
日曜日。

今日は夜勤。

夕方、早めに出勤して、着替えていると、佐藤さんがやってきた。

「金曜日はおつかれさまでした!飲み会ありがとうございましたぁ」

「あぁー。おつかれさま。どうだった?あの子と?」

「はい!メールしてます」

「いいねー。いいねー。」

「って、佐藤さんはどうなんですか!」

聞きたくて、聞きたくて、今日がくるのを待ってたんだ。

「あー…。うん…」

なかなか返事が返ってこない。

「佐藤さぁん…」

催促すると、佐藤さんは、私の耳元に口を近づけて、ささやいた。

「実はさー…、あのまま寮に行っちゃった」

えぇーっ……。


小さく叫んでしまった。


「やっちゃいました…?」


佐藤さんが、顔を真っ赤にして、首をふった。

「ううん。その日はそのまま寝ただけ」


「んー。その日は…?」

佐藤さんが答えづらいように、横をむいた。


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