いつか会えるね
☆☆☆

二日酔いだぁ~…。

死んじゃう。

でも、お腹へったぁ。

ベッドからはいでて、階段をおりた。

私は実家暮らし。

看護科に行ったのも、実家から通える国立大学で、私の学力で入れるところって考えたら、そうなった。

人サマのお役にたちたい!なーんて、素晴らしい志しで目指したわけではない…。

お母さんが、ごはん食べる~?と聞いてきた。

うん、と答えて、テーブルについた。

目の前に、白いごはんと、ツナオムレツ、サラダが並べられる。

おいしい。

「あんた、酔っ払って、お風呂入るのやめてよね。危ないでしょ」

「うん…」

なぜか、どんなに遅くなっても、どんなに酔っ払ってても、お風呂に入るのが習慣だ。

帰ってきたら、あったかいお風呂があるんだもの…。

私のまわりは、すべて心地よいもので出来ている…。


< 9 / 280 >

この作品をシェア

pagetop