キミのために

第5話

楽しく話しながら校門をでた

ドンッ

あたしは前を歩いていた優奈ちゃんにぶつかった

「ごめん優奈ちゃん!!いきなり止まってどうしたの?」

あたしは優奈ちゃんの見ている方向に視線をやった






「亜貴…」

はじめに口を開いたのは水島君だった

「おぅ」

あたしはその場に固まってしまった

目の前には亜貴が居る

どうしよう…

何を話せばいいのかな??

トンッ

そのとき優奈ちゃんがあたしの背中を押してくれた

「ぇ?」


「双葉、早く行ってきなょ!!亜貴待ってるぢゃん♪」

「でも…」

「大丈夫!!双葉は何も悪いことしてないから。
ちゃんと亜貴の話聞いておいで?」

亜貴の話--

そおだょね

わざわざ電車乗って来てくれたんだょね

「うん。あたし行って来るね!!」

優奈ちゃんは笑顔でうなずいてピースをしてくれた




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