キミのために
あたしは亜貴が見えなくなるまで手を振ってた

「双葉…」

「何玲??」

亜貴が居なくなったとたん玲の声のトーンが変わった。

かなり暗くなった

「玲ね…--」


「え?」




あたしは玲の衝撃的な事実に言葉を失った…




「とにかく、家入って?」

「いいの?」

「もちろんだょ。あたしの部屋汚いけど…」

「双葉の部屋久しぶり♪」

玄関で靴を脱いで、階段を上がっていく間

あたしはさっきの玲の言葉に動揺していた


玲がまさか…




高校やめちゃったなんて……考えられなかったから

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