キミのために

第3話

あたしは次の日も次の日も学校を休んだ

それくらいショックが大きかった

優奈ちゃん、水島君、隼人君、みんな心配して電話やメール沢山くれた

でも一番亜貴からの着信が多かった

あたしは電話に出る気にもなれなかった






亜貴はあたしのほかに女の子が居たんだ…

あたし、亜貴に裏切られたんだ

だから最近デートにも誘ってくれないし、

大学もあたしがどこへ行こうがどうでもよかったんだ…

今亜貴からの着信に答えたら別れを切り出されそうで怖かった


あたしは亜貴のことがこんなに大好きなのに

なんで?

あたしたちは繋がってるって思ってたのはあたしだけだったの?


ガチャ

「双葉?そろそろ学校行こうょ?」

お母さんが部屋に入ってきた

フルフル

あたしは首を横に振った

「そぅ…」

それだけ言ってお母さんは出て行った


ごめんねお母さん…

何があったのかも話さないで、

お母さんが一番心配してくれてるんだょね…



学校…行かなくちゃ












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