キミのために
ガラガラガラ

「双葉!!」

「おはよう優奈ちゃん」

あたしは次の日学校へ行った

お母さんにも、これ以上心配かけられない


ドアを開けた瞬間、優奈ちゃんが心配そうに近寄ってきた



「双葉、大丈夫?」

「ぅーん…大丈夫って言ったら嘘になるかなぁ。
でも、もうあたし達終わりだょね…」

「双葉ー…」

あたしは苦笑いをしてごまかしたつもりだった

泣いたらまた優奈ちゃんにも心配かけちゃうから



「山下!!??おはよ!!」

「おはよう隼人君」

隼人君は驚いてあたしの方に駆け寄ってきた

「あのさ、山下。ちょっと話あるんだけど…」

「話?」

「そお、ちょっと来て」

「ぅ、うん」

あたしは優奈ちゃんに行ってくると声をかけて隼人君について行った





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