グレーな気持ち
『おい、待てって』
一也があたしの腕を掴んだ


『ちょっと来て』


あたしは一也に連れられて
あの芝生まで来ていた
今日も一也の秘密を知ってしまったあの日のように
真っ青な空が広がっていた

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