全て、キミに







「とにかくひとりになるのが怖くて

 一緒にいてくれる人だったら

 誰でもよかった




 もう誰も好きにならないと思ってたし

 失う怖さを知ってしまったから

 好きになることはできないと思ってた」









れいくんが真っ直ぐ目を見て話す

初めて‘なな’としてみてくれていた








「・・・・・・・初めて、ななを見たとき

 少しななみに似ていると思った

 だから一緒にいたいと思ったけど

 また俺から離れていくと思ったから

 


 他の女と代わる代わる一緒にいた









 ・・・・・・でも、ななのこと

 ななみと思っていいってゆうから・・・





 そんときは嬉しかったし幸せだったよ

 本当にあのときに戻ったみたいで」




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