願い事
俺はなぜか、1月になってから莉子ちゃんの事思い出したんだ。
一学年にクラスは5クラスあって、
その中で莉子ちゃんを見つけだすことは、苦だった。
でもやっと会えたのに、俺には優華がいるって。
自分で自分に言い聞かせた。
でも、俺の一目惚れしたのは莉子ちゃんで…。
『優華、ごめん。もうお前とはつき合えないんだ…』
『分かったよ、私は愛されてなかったよね』
なんだか優華とは、呆気ない終わりだったような。
でも俺は…
莉子ちゃんにがんばって、勇気をだして話しかけなければ。
分かれた優華のためにも。