赤ずきんと2人の狼
そんなわけで狼は2人に土下座。
そして、赤ずきんの前でも額を床にごんごんと打ち付けて謝りました。
…床に額をぶつけまくったのは、黒狼と白狼が狼の後頭部を掴んで押し付けたからですが。
「もう2度と赤ずきん襲うなよ」
「今度同じようなことしたら、本当に人生退場のゴング鳴らしてあげるからね」
「死んでもごめんだわ。お前たちの世話になるくらいなら、毒キノコ舐めてるほうがまだマシだぜ」
おばあちゃんの家の玄関で仁王立ちする2人にそう言って、狼は森の中に逃げていきました。