赤ずきんと2人の狼
あふたーすとーりー
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カーテンの隙間から差し込んでくる光に目を細める。
「……なんか、すっごい夢見た」
イケメンな2人の幼なじみって…超デジャブなんですけど。
そんなことを思いながら、いつも通りに身仕度を済ませて玄関を出た。
「おはよ」
「おっせー」
出てすぐの塀にもたれてあたしを待っていたのは、2人の幼なじみ。
「ごめんごめんって」
この2人があたしを取り合う?
まさか。
どちらかを選ぶなんてできやしない。
幼なじみから変われもしない。
君とあたしは結ばれない。
だったらせめて……
夢見て願うことくらいは
許してください。
-fin-