伊吹くんと私の日常





「つぅーかよぉ。大体、豊が彼女を作った事にもまだ不思議でたまんねぇのに、


そんな豊がお前に"好き"とか言ったらもう俺、色んな意味でどうしたらぃぃのか分かんねぇよ。」



「色んな意味って何。」



「こんなちんちくりんの何処がぃぃんだろう?とか、


豊ってこんな奴だったっけ?とか、


こんな胸も尻も色気も足りねぇ奴の何処がぃぃんだろう?とか。」



「それほとんど私の事だよね。」




後藤くんの耳たぶに付いたピアスを引っ張る。




「いやん。バレた?ってか君、痛いよ?いや、痛い痛い。僕ちんの耳、ちぎれる。」



「余裕じゃないか。」




後藤くんのピアスを引っ張る私の手をアハハハ笑いながら掴む後藤くん。



その余裕さがまたムカつく。





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