伊吹くんと私の日常
その抜け方は凄く綺麗で。
あ、ムービー撮った?
あ~、撮れなかったか~。
こんな会話をしたくなるぐらい、綺麗だった。
「はっ。飴に嫌われたな。」
「ぃぃもん。チュッパチャップスの棒は私の事、選んでくれたもん!」
「お前はそれでぃぃのか?」
「ぃぃもん!棒くんは優しいんだもん!」
後藤くんの額をペチンッと軽く叩く。
そんな事をしていると…
「何の棒の話?」
「伊吹くん!」
「お、豊。」
私達の間に伊吹くんが割り込んできた。
「チュッパチャップスの棒の話!」
伊吹くんに何の棒の話か説明しながら私は伊吹くんに抱きつく。