伊吹くんと私の日常
それによっと鼻呼吸できなくなった私は仕方なく、口呼吸を試みる。
あ、結構ぃぃ感じ。
でも文句は一応、言っておかなければ。
「あのぉー…私、鼻で息できないんだけど。」
「お前は一生黙っとけ。そして、息できなくてこの世をおさらばしろ。」
全く、お前は何で急に意味不明な事を毎回毎回言い出すんだ。
と後藤くんは顔を顰めながら私を睨む。
そ、そんなに睨まなくても…。
チラリ、横を見るとタジタジになっている私の横で、伊吹くんがまだ棒について語っていた。