伊吹くんと私の日常
「大体、チュッパチャップスは何で棒が付いてるんだ?」
「豊はこだわりすぎだ。
つぅーか、チュッパチャップスは棒が付いてこそのチュッパチャップスだろ。
棒が無かったらただの飴だろーが。」
後藤くんが伊吹くんの頬をつねる。
あ。っていうか後藤くん、左手で私の鼻をつまんで、右手で伊吹くんの頬をつまんで忙しいなぁ…。
ポケーと後藤くんを見る。
すると、私の視線に気付いた後藤くんが私をギロッと睨んできた。
「んだテメェ。羨ましそうな顔してんじゃねぇ。」
「んぎゅっ!?」
後藤くんが鼻をつまんでいる力を強めたせいで変な声が出る。
わわっ、伊吹くんの前で恥ずかしい!