伊吹くんと私の日常





急いで伊吹くんに視線を向ける。



でも、心配する事なんて一つも無かった。



伊吹くんは後藤くんに頬をつままれて凄い頬の皮が伸びてるのに全然気にしてない様子で窓の外を眺めていた。



あ、多分窓の外の木に停まっているカラスを見てるんだろうな。



だって、触りに行こうとしてる。



フフッと小さく笑いながら伊吹くんを見つめる。




すると、後藤くんがまた何かを煩く言いながら私の鼻をまた強くつまんだ。



もう、鼻がぺしゃんこ状態だ。

これ、ちゃんと元に戻るのかなぁ?心配だ。




「お前、一人で笑って怖ぇんだよ。


つぅーかお前、俺がチュッパチャップスの棒と会話できんのが羨ましいんだろーが。


このこのーーー!」




後藤くんが私の鼻を相変わらずギュムギュムとつまみながら私の肩をツンツンッとつつく。





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