伊吹くんと私の日常





そりゃあ羨ましいか?って聞かれたら羨ましいけれども。



そんなに自慢気に言わなくてもぃぃじゃないか。

棒と私も話してみたいけどさっ。




プウッと頬を膨らまして後藤くんを見ていると、


さっき後藤くんが私に両手を使ったおかげで頬が解放された伊吹くんが



「マジか…。お前、チュッパチャップスの棒と会話できるのか…!?」



と目を見開いて後藤くんを見る。




「じゃあ、電柱とも会話できるのか!?」



「それは無理だな。」




伊吹くんが興奮して後藤くんを見る…が、後藤くんは伊吹くんをバッサリと斬った。




伊吹くん、今更かもしれないけどさ、



伊吹くんは変わり者ですね。





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