彼は桜を見ている。






「毎日保健室通ってくんない?」




「センパイ。」



「うん?」




「それ罰ゲームじゃなくてお願いじゃないですか?」





「だめ?」




そんなうるうるした目で見られたら断れないじゃん




「仕方ないですねー。いいですよ」





「マジ!?大好き!!」



ぎゅっ




「甘えん坊ですねー」




「俺は特定の人にしか甘えないからな」





「そうなんですか」




これが私とセンパイとの出会い







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