魔界動乱期
土竜・デグタスのエリア―
「待ちくたびれたぜ、アバル軍よお」
炎駒と同様に、デグタスのエリアにもアバル軍の侵入は皆無であった。
それはデグタスが、暗軍四位(よんみ)のゼゴルの標的だったからである。
「闘竜、最強の傭兵と言われた貴方を殺せるとは、暗軍冥利に尽きる」
「ふっ、真の闘竜は俺じゃねえがな。楽しませてくれよ!」
デグタスは高熱度の炎を吐き出す。
対してゼゴルは‘音速の斬撃'で火を真っ二つに割り、斬撃はそのままデグタスを捉える。
しかしデグタスは‘土壁'で斬撃を防いだ。
「ふっ、‘土竜'か」
「土には色んな使い方があるんだぜ。‘土人形'と遊んでもらいな!」
デグタスが魔力を込めると、地面から竜の形をした‘土人形'が四体、ムクムクと形成された。
「所詮は‘土くれ'!」
ゼゴルは人差し指から、細く激しい水刀を作り出し、土人形を細かく切り裂いた。
ボトボトと崩れ落ちる土人形達。
さらにゼゴルは、念動力か‘木'の能力か、土竜の周りの木々を何十本も持ち上げ、木の根元を瞬時に削り、‘木槍'を作る。
そして何十本もの木槍が一斉にデグタスに襲いかかった。
「待ちくたびれたぜ、アバル軍よお」
炎駒と同様に、デグタスのエリアにもアバル軍の侵入は皆無であった。
それはデグタスが、暗軍四位(よんみ)のゼゴルの標的だったからである。
「闘竜、最強の傭兵と言われた貴方を殺せるとは、暗軍冥利に尽きる」
「ふっ、真の闘竜は俺じゃねえがな。楽しませてくれよ!」
デグタスは高熱度の炎を吐き出す。
対してゼゴルは‘音速の斬撃'で火を真っ二つに割り、斬撃はそのままデグタスを捉える。
しかしデグタスは‘土壁'で斬撃を防いだ。
「ふっ、‘土竜'か」
「土には色んな使い方があるんだぜ。‘土人形'と遊んでもらいな!」
デグタスが魔力を込めると、地面から竜の形をした‘土人形'が四体、ムクムクと形成された。
「所詮は‘土くれ'!」
ゼゴルは人差し指から、細く激しい水刀を作り出し、土人形を細かく切り裂いた。
ボトボトと崩れ落ちる土人形達。
さらにゼゴルは、念動力か‘木'の能力か、土竜の周りの木々を何十本も持ち上げ、木の根元を瞬時に削り、‘木槍'を作る。
そして何十本もの木槍が一斉にデグタスに襲いかかった。