魔界動乱期
「ネロ!?何が起きてやがる!?」
そしてイピリアの体がやや膨脹し、破裂した。
中から出てきたのは腕が八本生え、二倍ほどの大きさになったネロ。
筋繊維が剥き出しになり、元の姿の原形は留めていない。
「フーッ、フーッ……。ディナス!!」
ブアッと、溢れんばかりの魔力がビリビリとディナスに突き刺さる。
「こ、こいつ……、これがゾーマを受けた者の本当の姿か?まるで怪物じゃねえか!」
ネロの腕が鞭のようにしなり、驚愕するディナスの脇腹を捉えた。
「ぐっ……」
ベキベキッ!と骨を砕く音が響き、吹っ飛ばされたディナスの体が何本もの巨木をなぎ倒す。
「うぐ……ぐ……。てめえ…、何度でもぶち殺してやらあ!」
ディナスは起き上がるとネロのもとへ飛び込み、渾身の拳を顔面にヒットさせた。
しかしネロはすぐさまディナスの腹部を打ち上げる。
「うぐっ!!」
ディナスは宙へ体を舞ったまま、両手から青い炎をネロに向けて放った。
それに対してネロは砂の壁で防御しつつ、数本の腕から砂の刃を返す。
「はっ!!」
ディナスも負けじと分厚い氷の壁を作り出す。
バリバリバリ!!
「なっ!?」
そしてイピリアの体がやや膨脹し、破裂した。
中から出てきたのは腕が八本生え、二倍ほどの大きさになったネロ。
筋繊維が剥き出しになり、元の姿の原形は留めていない。
「フーッ、フーッ……。ディナス!!」
ブアッと、溢れんばかりの魔力がビリビリとディナスに突き刺さる。
「こ、こいつ……、これがゾーマを受けた者の本当の姿か?まるで怪物じゃねえか!」
ネロの腕が鞭のようにしなり、驚愕するディナスの脇腹を捉えた。
「ぐっ……」
ベキベキッ!と骨を砕く音が響き、吹っ飛ばされたディナスの体が何本もの巨木をなぎ倒す。
「うぐ……ぐ……。てめえ…、何度でもぶち殺してやらあ!」
ディナスは起き上がるとネロのもとへ飛び込み、渾身の拳を顔面にヒットさせた。
しかしネロはすぐさまディナスの腹部を打ち上げる。
「うぐっ!!」
ディナスは宙へ体を舞ったまま、両手から青い炎をネロに向けて放った。
それに対してネロは砂の壁で防御しつつ、数本の腕から砂の刃を返す。
「はっ!!」
ディナスも負けじと分厚い氷の壁を作り出す。
バリバリバリ!!
「なっ!?」