魔界動乱期
「ジード、俺のことを仲間だと言ってくれたらしいな」
今まで幾度となく決闘していたジードとグレオの間には、互いを認め、奇妙な友情のようなものが芽生えていた。
自分のためにモルキという巨壁に向かっていったジードの力に、グレオはなりたかったのだ。
「今日から俺もジードグループに入る。いいだろ?」
「え?」
突然の申し出に、ジードは少し戸惑う。
「ジード、お前は強さも器も俺以上だよ。だが、おれはゴブリン三十魔分の意志を背負っている。お前がだらしないと思ったら、すぐにグレオグループになっちまうからな」
「グレオ……ちっ、ジードグループのボスはずっとおれのままだよ!」
そのとき、何十魔という魔獣がゴブリンエリアに駆けつけた。
「ボス!俺達も戦うぜ!……あれ、モルキは??」
今まで幾度となく決闘していたジードとグレオの間には、互いを認め、奇妙な友情のようなものが芽生えていた。
自分のためにモルキという巨壁に向かっていったジードの力に、グレオはなりたかったのだ。
「今日から俺もジードグループに入る。いいだろ?」
「え?」
突然の申し出に、ジードは少し戸惑う。
「ジード、お前は強さも器も俺以上だよ。だが、おれはゴブリン三十魔分の意志を背負っている。お前がだらしないと思ったら、すぐにグレオグループになっちまうからな」
「グレオ……ちっ、ジードグループのボスはずっとおれのままだよ!」
そのとき、何十魔という魔獣がゴブリンエリアに駆けつけた。
「ボス!俺達も戦うぜ!……あれ、モルキは??」