魔界動乱期
ディナスのエリア―
「ギョワワ!クワックワッ!!」
「なんだ?ユニコーンの牢にいるイグニのガキが騒がしいな」
見張りについているディナス軍の魔獣が牢を覗き込む。
そこには、動きのとれないぐらい無数の枷をつけられたユニコーンのモノケロウスが横たわっている。
「ユニコーン、息をしてねえ。ついにくたばったか。まあ、生かしておく理由もねえし、腐っちまうと面倒だから運び出すか」
牢に入り込んだ魔獣の足に、何かが触れる。
「あ?……あ、ああ……うぅ」
するとその魔獣は一瞬のうちに干からび、息絶えた。
更にモノケロウスを拘束していた無数の枷もみるみるうちに錆び付き、ボロッと崩れ落ちる。
「ふう、うまくいった。まさか僕の角が再生するとは誰も知らなかっただろうね」
死んだと思われたモノケロウスがその角を復活させ、立ち上がったのだ。
「ギャワワワ!!」
「喜んでくれてるの?今はディナスがエリアを出ている。おそらく向かっているのは……。この戦いは僕が終わらせる!」
ユニコーンの角は、モノの活性をコントロールする。
適度な活性を与えれば回復し、過度な活性は寿命を早める。
こうしてユニコーン・モノケロウスが、ディナス打倒へと動き出した。
「ギョワワ!クワックワッ!!」
「なんだ?ユニコーンの牢にいるイグニのガキが騒がしいな」
見張りについているディナス軍の魔獣が牢を覗き込む。
そこには、動きのとれないぐらい無数の枷をつけられたユニコーンのモノケロウスが横たわっている。
「ユニコーン、息をしてねえ。ついにくたばったか。まあ、生かしておく理由もねえし、腐っちまうと面倒だから運び出すか」
牢に入り込んだ魔獣の足に、何かが触れる。
「あ?……あ、ああ……うぅ」
するとその魔獣は一瞬のうちに干からび、息絶えた。
更にモノケロウスを拘束していた無数の枷もみるみるうちに錆び付き、ボロッと崩れ落ちる。
「ふう、うまくいった。まさか僕の角が再生するとは誰も知らなかっただろうね」
死んだと思われたモノケロウスがその角を復活させ、立ち上がったのだ。
「ギャワワワ!!」
「喜んでくれてるの?今はディナスがエリアを出ている。おそらく向かっているのは……。この戦いは僕が終わらせる!」
ユニコーンの角は、モノの活性をコントロールする。
適度な活性を与えれば回復し、過度な活性は寿命を早める。
こうしてユニコーン・モノケロウスが、ディナス打倒へと動き出した。