届かない
「亮の腕も鎖骨もお腹綺麗。」



「でしょ?俺自慢できるよ。」


「…ナルシ。」



「うるせっ。」



また抱きつく
亮は本当に抱きつくのが大好き。

いや、抱きつかれるのが大好き。



亮はいつもあたしの腕の中に居た。

寝るときはあたしに腕枕をしてくれてあたしにキスをしてくれた



起きるまでずっと抱きしめてくれていた



今は、優しいその温もりを探してる。



手探りで、あても無い。

確かなものもない。
そんな不確かなものを探してる



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