天使の笑顔で『番外編』
「あなたは新郎となら
幸せになれる事を誓いますか?」
「絶対なれるよ!葉月君!」
「いや、この格好で葉月君って言われると恥ずかしいな」
ここでも笑いが起こる
誓いの言葉が終わる
これはネタの一種でよろしいのですね?
「それでは誓いのキスを」
「「え?」」
聞いてないプログラムに声をハモらす俺とまゆ
誓いのなんて?????
聞いてねぇよ!
「そーれキッスキッス
キッスキッスキッス」
そのリズムやめなさい
「私、心臓痛くなってきました!」
ちょー元気な声で言う
あの……演技になってないですまゆさん……
「見苦しいぞまゆちゃん
そーれキッスキッス」
空気を読もう
「まゆ……こっち向け」
「えーホントにするの?」
「空気を読むんだよ」
「じゃあ、涼真君に任せる」
チュ
「ひゅーひゅー!!!」
辺りはひゅーという騒がしく腹立たしい声に包まれる
これで良いんだ……