きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
初めて見る圭輔のそんな顔に、あたしは戸惑って、視線を彷徨わせた。


こんなの、圭輔じゃない。


だって、圭輔は……。


ちっちゃい頃からずっと知ってる男の子で。


あたしとは、双子の兄妹みたいで……。


「そう言ったら、おまえ……。どうする?」


こんな顔をする男の子じゃない。


こんな顔をした圭輔を、あたしは知らない。


ど……ど……どうしよう。

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