きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
圭輔は、潤ませた目を切なげに光らせた。


「ただ……。花巻さんが、あたしと友達になりたいって。……で、圭輔のことも知ってるから、3人でごはん食べたいって……」


「…………」


「ただ、それだけだけど……」


そこまで言って目を伏せると、圭輔はあたしの肩から両手を離した。


そして、サラサラとこぼれるあたしの髪をスッとすくった。


「莉子、おまえ……さ。今までどうして……女子の友達ができなかったか、知ってるか?」


「……えっ?」

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