きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
圭輔は、あたしを抱きしめた状態で、髪を撫でた。


「俺が……。告白してくる女全員に、俺が好きなのは莉子だって、そう言ったから」


「……へ!?」


「俺は莉子しか目に入らないし、莉子しか女とは思えねぇって。そう言ったから」


「……はぁ!?」


「だから、おまえ。女子全員から怨まれてたってわけ」


そう言うと圭輔はあたしの体を離し、再び壁に腕をついた。


「それが、おまえに女子の友達ができなかった理由」


「…………」

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