きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
でも、蒼空くんの腕は、あたしが離れるのを許してくれず、そればかりか……。


「オレが“男の子”じゃなくて。
“男”だって証拠。
おまえに見せてあげようか?」


瞳に挑戦的な光を浮かべて、あたしのあごに指をかけ……。


蒼空くんは、覆いかぶさるようにキスをした。


「……っ!!!!!」


驚いて目を見開くあたし。


そんなあたしの視線の先、蒼空くんの長いまつげが揺れて……。


その後、蒼空くんの苛立たしげな声が響いた。


「よそ見なんかしてんじゃねーよ。
おまえの“男”は、ここにいんだろ?」
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