きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
そう思ったら……。


うれしくて、目に涙が浮かんだ。


「……蒼空くん……」


だから、もう一度蒼空くんにお礼を言おうとしたら……。


蒼空くんは、大きな目をあたしに向けて……。


不思議そうに眉をひそめながら……。


冷たい言葉を口にした。


「さっきから、蒼空くん、蒼空くんって、アンタ誰?
オレ、アンタのことなんて、知らねーし。
アンタを助けたわけじゃねーよ」

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