きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
思いもよらない咲希ちゃんの言葉に、反撃の手が弱まった。


だって、先週って……。


蒼空くんに、一緒に勉強しようって誘ったとき……。


来週ならいいよ……って、蒼空くん言ってた。


なんで1週間後? とか思ったけど。


数学を勉強しなきゃって焦ってたあたしは、その意味を深く考えなかった。


もしかして、その1週間って……。


恐る恐る顔をあげ、咲希ちゃんの顔をジッと見つめると……。


咲希ちゃんは唇を噛みしめたあと、一気に早口でまくし立てた。

< 441 / 527 >

この作品をシェア

pagetop