きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「咲希、まだ蒼空と別れてないもん!!
蒼空はなんていったか知らないけど!!
オバサン、先週、ずっとほったらかしにされてたんでしょ?
でも、そんなの、当たり前だもん。
だって、蒼空。
ずっと咲希と一緒にいたもん。
キスだって、したし。
ギュッて抱きしめてくれたし。
それに、それに……。
咲希、蒼空の部屋に泊まったもん!!
だから、蒼空の彼女は咲希だもん!!
蒼空は、オバサンなんか、好きじゃないもん!!」


言い終わったあと、咲希ちゃんは肩で息をして、最後の最後にこう言った。


「どーせ、蒼空。
オバサンをからかっただけでしょ?
そんなの真に受けて……。
オバサン、めちゃくちゃ……バッカみたい!!」

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