きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
あたしの指摘に先生はがっくりと肩を落とし、タバコの火を携帯灰皿でもみ消してから……


机に片肘をついて、あたしの顔を下からのぞきこんだ。


「おまえが、ここに居座るからだろ? もういい加減、勘弁してくれよ。俺の貴重なランチタイムがぁ……」


「なに泣き言言ってんですか、先生。ごはんなら、今食べたでしょ? あたしのあげた高級パン」


「……はぁ!? どこが、高級パンだ!! 食パンにキムチと板チョコ挟んだだけだろ!!」


「失礼なっ!! 高級料亭並みの技術も愛情も入ってます」

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