きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「そうじゃないと、先生が今ここでタバコを吸ったこと、他の先生にチクッちゃいますよ?」


「…………」


「いいんですか? 先生まだ若いし、もみ消すことなんてできないでしょ?」


そんなこと脅しをかけたあたしだけど、実は……。


キャーキャー、キャー!!


心の中で小躍りしていたりして。


だって、先生、なにげにカッコいいんだもん!!!


いつもは、彫刻のように綺麗な顔を崩すことなく、血の通わないような淡々とした授業を進めるだけだけど……。
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