光を失った世界~闇と光と運命~
~遊びの毎日~
そっからは何の進展もなく忘れていた。

私は、めんどくさい男に捕まった。

たける。25歳。

ただ遊びのつもりで付き合ってたのに

本気すぎてちょっと怖くなった。

<めっちゃ大好きやで。結婚しよな。>

<今何してる?誰といてる?

どこにいてる?>

<電話出て。心配やわ。>

うざい。

ほっとけよ。

関係ねーだろ。

めんどくさいから返事だけ返そ。

<今は友達といてる。>

これ一行だけ。

そしたら、やっと返事が返ってきたのが

うれしかったのか

何十回も電話をかけてきた。

ブーーーーー。

「はい。いい加減うざいから。」

「ごめん。でも心配。」

「黙れ。キモいからかけてくんな」

「ごめん。男といてる?」

「そうやけど関係ないやろ。

もう別れよう」

「いやや。」

「しつこい。」

ブチッ。

切ってからもまだかけてきてたみたい。
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